オシャレな人はパクチーばかりいつも食べている

パクチー食べません。コメントください。

八朔ブログ

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八朔ピールのヨーグルトを食べた。

八朔ピールは、レシピ無しで勘と気分で作ったけれど、それなりに正しい手順で作っていたらしい。
一晩水に晒す、白いところはなるべく取り除く、水で煮て水がなくなったらまた水を足して煮てを何回か繰り返す(たまに煮汁を捨てる)などなど。

ちなみに、何回か煮直す手順のことを、煮こぼす、という言葉で表現するということをこの程はじめて知った。手順そのものは知っていたし、やっていたのだけれど、なんていうのかを知らなかった。煮こぼすって、噴きこぼすの仲間かなんかだと思っていた。勉強になった。

八朔ピールは、今回は少しアレンジを加えるべく、煮るときに赤ワインを入れてみた。
いい感じに出来た。赤いグレープフルーツみたいな発色になった。


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八朔ピール
八朔の皮を手頃な大きさに切る
・鍋に入れて水に晒しておく
・何回か水を替えながら煮る(煮こぼす)
・赤ワイン入れてみる
・レモン汁を入れて更に煮る
・砂糖などを入れて仕上げる


このブログ、柑橘のことを書くためのブログと化しつつあるな。

ちなみに、八朔の苦味は、ナリンギン・リモノイドなどの成分に由来しているらしく、高血圧や花粉症などによいらしい。と、インターネットに書いてあった。

土曜日の過ごし方

じいさんと自転車のこと
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ひさびさにゆっくりできる休みだったので、昼下がりからじいさん(※1)を連れて、海が見える公園に行ってきた。
じいさん(※2)は若い頃から自転車とかクルマとかが大好きで、まだ自家用車があまり普及していないころに、砂利道だった日光街道を通って新婚旅行をクルマ(※3)で行ったり、那須にあった疎開先の別荘まで自転車(※4)で行ったり、さすがはオレのじいさん!!(※5)というようなひとなのですが、視力や体力の衰えから、免許は既に返納してしまったし、もうここ10年くらいは自転車には乗っていなかった。
 
乗りたいかと訊いたら、乗りたいというので、公園で貸し出している二人乗り用自転車を借りて、サイクリングコースを往復して、5キロくらいの道程を走ってきた。じいさんが後ろで、前がオレ。ただ、じいさんそんなに漕いでくれないので、上り坂がめちゃくちゃ辛い。ぜえはあしながら漕いだ。自転車は1時間300円で、コースを往復するのにちょうどいいくらいだった。途中で休憩したりすると時間が足りなくなるので、2時間くらい借りるのがちょうど良い気がした。ちなみにタンデム自転車は駒沢公園にもあるらしい。
 
自転車に乗ったじいさんは、まんざらでもなさそうな感じだったし、楽しんでくれたみたいでよかった。まだまだ元気だし、大きな病気もないけれど、元気で生きているうちにまたこうやっていろいろ一緒にできるといいと思う。
脳が専門の先生いわく、運動野を鍛えると、脳のほかの機能の部位もどんどん活性化するらしいので、身体を動かすことを中心に(※6)いろいろじいさんとのアクティビティを企画したいと思う。
 
※1 同居・85歳くらい
※2 イギリス生まれ
※3 途中でガソリンタンクに跳ね石で穴があいてセッケンでふさいだりしたらしい
※4 捨ててあったのを拾ってきて直して乗っていたらしい
※5 どちらかというと、このじいさんの孫だからオレがこうなのだろうと思う
※6 自分の運動不足の解消も兼ねて
 
 
 
インターネット時代の八百屋のこと
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FBで、旬八という八百屋さんのページ(※7)をまえからフォローしているのだが、定期的に野菜の情報が流れてきて嬉しい。きょうは、静岡産のマッシュルームの情報が流れてきた。ので、夜にちょっと寄り道して買ってきた。まだ食べていないが食べるのが楽しみだ。あと八朔も買った。まえに作ったジャムがなくなってきたのでまた作りたい気がする。
べつに、ブログを書いている八百屋さんくらいなら世の中には他にも存在するかもしれないが、FB上でこうやって八百屋情報が流れてくるのはいいと思う。時代の移ろいをすこし感じた。5年前くらいとかにはあんまりなかったような気がするし、10年前にはちょっと考えられなかった気がする。
ところで、大学に最初に入ってからことしで8年が経過するということ、16歳で最初のアルバイトを始めてから10年が経過したこと、そういうことをこないだ考えていたらギョッとした。
 
 
 
 
テスラのこと
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夜に帰宅したら、家の門の前にテスラが停まっていた。ふーん、テスラか…テ、テスラ!?
あれ、テスラってそんなによくあるクルマだっけ?? などと思いながら、このままでは門のなかに自分のクルマが入らないので、隣家(※8)のベルを鳴らした。でてきたおじさんが、ごめんごめん、と言いながら、乗ってみる? と訊いてくれたので、迷わず Yes please した。というわけで、人生で初めてテスラに触れたのだが、すごかった。センターコンソールがタッチパネルで、iPadの3倍くらいの大きさのデカイ液晶(※9)がついていたりするあたりは、なんとなく想像がつく範囲だったが、一番驚いたのが加速。その辺の高級スポーツカーよりも遥かに速い。ナンダコレハ!! という加速。家の近所を一回りしてくれたのだが、とんでもない加速感!! あと滑かすぎる。くどいが、しかしとにかく加速がすごかった。オーナーいわく、カイエンとかマセラティとかAMGとかクルマはいろいろ持っているが、このテスラが一番のお気に入りで、とにかく最高、ほんとに最高。とのことだった。エンジンがないので、フロントボンネット(※10)はトランクになっているし、なんと、セダンのような外見で、3列目シートがあるから実は7人乗りなのだとか、インターネット回線に常時接続されているので、カーオーディオで世界中のインターネットラジオが聴けるとか、いろいろ説明(※11)してくれた。ちなみにこのモデルは日本にはまだ10台くらいしかなく、需要はあるが生産が追いついていないという感じなのだと言っていた。充電にかかる電気代はタダ同然だし、ほんとうにやみつきになる加速感だった。でも、もしいまのオレがこんなものに乗っていたら(※12)すぐに免許がなくなりそうで不安だと思った。しかし、すごかった。オーナーのひとと話していて(※13)どこにいってもクルマが好きなひとは細かい違いはあれど、大筋では似たようなもんなんだなと思った。
 
※8 外国人が住んでいる。高い外車に乗ったお客さんがよく遊びに来る
※9 未来型電気自動車ステロタイプイメージ。当然のようにインターネット回線を内蔵していて、いろいろな情報のやりとりをそこでしているわけだが、圏外になったらどうなるのだろう…? というのはちょっと気になるところ
※10 ちなみにアルミ製 
※11 自慢というよりも、こんなにすごいんだよ、というのを伝えようとしてくれている感じだった
※12 買えないから大丈夫、でも値段を調べたら1千万前後だそうで、わりと妥当な価格な気がした
※13 ちなみに会話は当然のように全て英語だった
 
 
 
勉強の考え方のこと
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アマゾンで買っていた本がきょう届いた。学習参考書としてではなく、大人のために書かれたシリーズである。たぶん。
英語はさておき、数学と化学の基礎をもっと強化したい。演習問題を解き進めたりしていても、どうも、考え方を理解するやりかたじゃないと頭に入らない気がして、買ってみた。現役の高校生のころならさておき、そこから10年が経過した今の頭では、ひたすら丸暗記してそれを忘れない、というのは少なくともわたしの脳みそだとかなり困難なことなのである。ので、仕組みや考え方を理解して身に付ける方法も少し試してみようと思って、参考書コーナーではなく、一般教養コーナーにあるような本を選んだ。サラサラ読めそうだし、これを読んだだけではもちろんダメだが、微積とかベクトルとか有機とかの基礎的なロジックを覚えられるといいなと思っている。きょうはいちにち出かけていたのでまだ全然読めていない。ので、すでに眠いが、すこし読んでから寝たい。なんで表紙がパン(※13)なんだろう。ドラえもんの暗記パンをイメージしているのだろうか。
久しぶりにけっこう長いブログになってしまった。でもわりといい休日だったと思う(※15)
 
※14 写真は、パン美味しそうむにゃむにゃ、というようなイメージ
※15 なんで注釈付きの形式で文章を書いたのかよくわからない。でも、情報を統制して選択する、とでもいうか、重要度にわけでものごとを考える練習をしたいと無意識に考えていたので、そんなところからなのかもしれない。蛇足は注釈に書いて、本文のリズムを優先する、というようなイメージ。
 
 
 

髪の毛を切らなければならない

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先日は日向夏だったが、今度は八朔でジャムを作った。日向夏と違って産直のもらいものではなくて、ふつうにスーパーで買ったので、1ネット丸々使って、果肉もちょっと入れて贅沢な感じにした。甘いだけではなくて、ほろ苦さと酸っぱさがある八朔のことがかなり好きなので、八朔でジャムが作れて嬉しかった。けど、ちょっと焦がした。砂糖を入れるタイミングが早すぎたのと、作った量が多かったのと、あとは当たり前だが目を離しすぎたのが原因だと思うので、今後は改善していきたい。途中で鍋を入れ替えたのだが、焦げた鍋の掃除が大変だった。

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果肉と皮と白いところをわけて刻む

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クッキングシート落し蓋は便利だし楽

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そして、きょうフレンチトーストを焼いた

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さっそく八朔ジャムも乗せてみた。
パン3枚分を夕飯後にひとりで一気に食べたらさすがに苦しかった。

さいきん聞いたのだけれど、エロいひとは髪が伸びるのが早い、という話があるらしい。そして、あながち嘘ではないらしい。
伸びるのが早いのでおれはやはりエロいのだろうか。
と思ったのだが、エロいエロくないよりも、起きている時間が長い人は髪が伸びるのが早い、というのが本当のところの話だそうだ。寝ているとき、髪は伸びないらしい。毛根も休んでいるのだな。
なぜ起きている時間が長い=エロいになるのかといえば、昔は夜中に起きていてすることといったら…! という感じだったからなのではないか、という話だった。
昼夜逆転の生活はいい加減につらいのでもっと朝方の生活に切り替えたい。

そして、いい加減に髪を切らないとやばい。増えすぎてこのままでは大変なことになってしまう!!

寝るぞ


柑橘ボーイは言った

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こないだ飲み会に行ったときに、暗闇のなかでうっかり間違ってパクチーを食べてしまった。
その時はかなり酔っ払っていたのだが、もちろんすぐに気がついた。絶対無理というわけではないので吐き出したりはしないが、やはりちょっとすき好んでは食べたくないかな…と思った。
これを好んで食べられるようにならないとオシャレなひとにはなれないので、まだまだ先は長いと思った。

しかし、飲み会というものに参加するのは随分と久し振りのことだったのだが、案外楽しかった。楽しかったのは良いのだが飲み過ぎて大変だった。

きょうは用事を済ませて夕飯前に家に帰ってきたら、みかんの皮を刻むよう言われた。皮を刻む作業は案外楽しくて、仕方がないのでそのままジャムにするところまでを請け負った。
けっこうな量の皮だったので、かなりたくさんのジャムが出来上がった。
途中で、仕上げる直前のところでつまんだときが、甘さ控えめで一番美味しかった。
でもジャムなのでちゃんとジャムらしくなるように、泣く泣く砂糖を追加した。甘さ控えてだと俺がそのまま全てつまんで食べてしまうのが母親には目に見えていたのだろう。

ちなみに厳密に言えば今回ジャムにしたのはみかんではなくて日向夏である。柑橘は本当に最高。

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皮を薄く剥いて刻む。白いところは果肉と一緒に食べてしまうのが日向夏の正しい食べ方らしい。確かに美味しかった。

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刻んだところ。水に晒してザルを使って何度か洗う。

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煮ているところ。落し蓋をしたり、ちょっとみかん焼酎をいれてみたり、砂糖やオリゴ糖や蜂蜜やレモン汁などをいれたり、色々としながら煮た。焦がさないように気をつけなければならない。酸味を強めにすると、甘ったるくならな過ぎて美味しいと個人的には思う。

きょうはどういうわけなのだろうか、ずっとすごく眠い

椎茸とひき肉の鍋バーグ

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ひき肉が冷蔵庫に余っていたので今朝出かける前に適当に作ったら美味しかったのでレシピ(レシピというほどのものでもないが)

・椎茸を刻む(みじん切り、2個程度、棒のところも刻む)
・ひき肉をこねる
・ひき肉に塩コショウ、スパイスなどをまぶしてさらにこねる。ガーリックペッパーがあったので入れたりした。
・椎茸を馴染ませるように少しずつ混ぜ入れながら、さらにさらにこねる
・鍋にお湯を沸かして昆布だしを入れる
・ひき肉椎茸にちょっと小麦粉を加えてさらにさらにさらにこねる
・団子状に形を整えたひき肉椎茸を鍋に投入
・煮えたらお皿にとってポン酢をかけて食べる
・煮た汁もおいしいので、適当に味を整えて沈んだはぐれ椎茸と一緒にスープにしたりすると美味しい

ハンバーグの具を鍋風で食べるので鍋バーグ。まぁただの肉団子なんだけれど。
ポン酢と昆布だしがポイント。椎茸はやはり美味しい。鍋に入れる前にすこし放置するとよりおいしくなるかも。あと、やはり料理は化学だと思った。

いい天気だ。

ビートルズはやっぱり最高

年末から新年にかけては島耕作を全巻読んだりしていた。会社員として働いたことはないけれど、面白かった。ぐっとくるシーンも多かった。日本のマンガってすごいと思う。

ふと気がついてびっくりしたのだけれど、もう1月が始まって19日も経っていた。

2/3が終わってしまったことになる。1年で考えると、1/18ということになるわけだが、まぁそういうことなんだろうと思う。

なんだかんだでさいきんはいろいろと忙しい。

 

先週は親知らずをついに抜いた。きょねんの6月くらいに抜く決心をしたので、やっと、である。

まだもう片方残っているので、来月あたりにもう1回抜かなければならない。

でも、上手くて慣れている先生だったので、あんまり痛みや苦しみはなかったし、抜歯じたいは15分で終わった。速くてびっくりした。ほっぺたがすこしだけ腫れたけれど、数日したら元に戻ってきたし、こんなに負担が少ないとは思わなかった。もっと早くやればよかったと思った。

 

きょうは、ひさしぶりに家族で夕飯をゆっくり食べた。鍋をたべた。食べながらひとりで日本酒を飲んでいたので、ひとりで軽く酔っ払った。

食後に、デザートが欲しいという話になって、なにも用意はなかったのだけれど、酔っ払っていい気分だったので、冷蔵庫にあったりんごとヨーグルトをつかって、8秒でレシピを考えて、8分で作った。音楽を聴きながら作ったので、2曲目の途中で出来上がったから、たぶん8分くらいだったと思う。

適当に作った割におしゃれな感じになったし、味もおいしかったのでよかった。

 

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『はちみつ赤ワインソースのりんごヨーグルト』

 

1.耐熱皿にはちみつと赤ワインをいれて適当に電子レンジで加熱する(ソース用)

八等分にして芯を取ったりんごを、7で使う飾り用を残してすべてみじん切りみたいな感じで刻む

.レンジで加熱したはちみつワインをよくかき混ぜて軽く冷やしておく。きょうは冷凍庫に入れちゃったけれど、ゆったり作りたいひとは冷蔵庫がいいかも

.刻んだりんごをまな板の上に平たく広げて、砂糖、レモン汁、シナモンをまぶして放置する

.ヨーグルト1パックを封をあけないでカクテルをつくるときのような感じで振る。けっこうちゃんと振る。そうするとヨーグルトがとろとろになる。とろとろになったヨーグルトは小皿に流し込む

6.刻んだりんごをヨーグルトの上に乗せる

.飾り用に残しておいたりんごを薄く切って盛り付ける。アクセントをつけるためにレモン汁を飾り用のりんごにもかけるといいと思う

.はちみつ赤ワインのソースを適量かけて、シナモンシュガーをふりかけたら完成

 

りんごの赤ワイン煮をイメージしつつ、でも冷たくてさっぱりしたやつにしたかったので、こんな感じになった。余裕があれば、刻みりんごは電子レンジで一回加熱して冷やして使うと、食感が変わってなおよかったと思うけれど、サクっと作りたかったので生のまま使った。

お菓子を作ったりはあまりしないのだけれど、デザートは好きだし、簡単でシンプルなのでそのうちまた作りたい。

湯豆腐

年の瀬である。

 
とはいえ、普段とそうあまり変わらない生活をしているし、そうという実感はそんなにはない。でも、時間の感覚なんて、きっとそんなものなのだろうと思う。
 
クリスマスよりお正月の方が好きだと思う。
例年、墓参りに行ったり、親戚の家に行ったりして過ごしている。ことしもきっとそんな感じで過ごすのだろうと思う。
仕事納めは済んだが、家のことでやらねばならないことがあるのでなんだかんだで毎日忙しい。
 
年越しイベントも行かなければ、どんちゃん騒ぎもしない、あっさりとした年越しになる様な気がする。
数年前くらいまでは、酩酊寸前まで飲んで年を越してひどい二日酔いで目が覚めたり、そういう正月もあったが、近年はわりかしまともに年を越している気がする。ことしもまともに年越しを過ごせるといいと思う。
 
さいきん、湯豆腐がとても美味しい。
小説に出てきたやりかたを参考にして作っているのだが、シンプルなのに奥の深い味わいで、ほんとうに飽きない。
季節柄、真夜中にひとりで静かに、熱々の湯豆腐をつつきながらお酒を飲んだりすると、ほんとうに最高の気分になれる。
 
 
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作り方
 
1.火にかけた鍋に、出汁を少し入れたゆで汁を用意する。昆布がおすすめだが、なんでもいいと思う。
 
2.小さめの湯呑みを用意して、料理酒3、醤油2くらいの比率で適量を注ぎ、かつぶしをパラパラと入れてさっとひと混ぜする。かつぶしの量は、多すぎても少なすぎても良くないので加減が難しい。
 
3.鍋の真ん中に2の湯呑みを湯呑みごと置いて、その周りにとうふを並べる。
 
4.蓋をしてコトコト、あまり強くない火でしっかり温める。蓋は少しずらしておくとカタカタいわなくて良い。
 
5.お皿に豆腐をとって、湯呑みの中のたれをかけて食べる。かつぶし自体にも味がしみていて美味なので、かつぶしごと豆腐に乗せるようなイメージで食べてるといいと思う。
 
 
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シンプルな湯豆腐なのだが、ネギも生姜も要らない。薬味大好きなわたしでも、なにも薬味を入れたくならないくらいに美味しいのだ。あと、ときどきたれをゆで汁で薄めて飲むと身体がより暖まる。
 
だし醤油だとか果汁ポン酢とかその手の調味料をむかしからよく使っていたし、うまみ、という概念にそれなりに敏感なので、醤油だけだと物足りなく感じてしまうことが多かった。
でも、このたれは、酒と醤油とかつぶしだけ。
なのにこれだけで最高に美味かったので、軽く衝撃だった。かつぶしから出汁がでるし、お酒はうまみ王みたいなもんだし、醤油は香り高いし、考えればわかるんだけれど、言われるまで思いつかなかった。料理って奥が深い。
 
その小説の中では、とうふは切らずに丸のまま土鍋に入れて、箸で崩しながら、湯呑みのなかのたれにとうふをつけて食べる、というふうになっていた。そのうちにやってみたいと思う。
 
豆腐のことを考えていて、ドジョウが入った火にかけられた他人の土鍋に、ちょっとゆでさせて、と言って冷たい豆腐をいれて、ドジョウが豆腐のなかに逃げ込んだところでドジョウごと豆腐を持って帰る児童文学を思い出した。たしか、きっちょむさん、っていうシリーズだったと思う。小学生に入ったばかりのころよく読んでいた。いまも、あるのだろうか?